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認知症高齢者グループホームは、5〜9人の認知症高齢者が専門の介護者であるヘルパーさんのケアを受けながら家庭的な雰囲気の中で一日を通して食事と団らんを行なう居住空間です。
共同生活を営むことは、精神的に安定し認知症の進行を緩やかにすると同時に、問題行動の減少や抑制に効果があります。
グループホームの暮らしは、認知症高齢者の「こころ」を安定・沈静させる効果があることが認められています。
グループホームでは、家庭的な雰囲気の中で、自分たちのできることはできるだけ自分ですることを心がけます。
ヘルパーは全ての世話をしてしまうのでなく、要介護者を根気よく見守りながら、できるだけ日常生活のことを自分でするようサポートします。
同じ部屋に大勢の患者さんがいる病院よりも、少人数のグループホームの方がゆっくりと時間をかければ、認知症高齢者同士でも相手のことを分かり合え、気心の知れた存在になれます。
ヘルパーも入居者ひとり一人と向き合い、それぞれにあった介護をすることができます。
その結果、お互いに深い信頼関係を築きあげていくことができ、質の高い介護が可能となります。
居室は個室になっているため、自分のプライバシーを守ることができ、仲間と話したい時にはリビングルームで楽しい時間を過ごすことができます。
認知高齢者にとってなじみのある生活しやすい環境を整え、心身の状態を平穏に保つことができます。
認知高齢者の自尊心を保ち、心を癒し、日々満足のある生活を実現します。
グループホームは“介護施設”というよりも、生活者にとってくつろげる空間と信頼関係のある相手がいる“もう一つの我が家”となります。
認知症高齢者グループホームは、1980年代スウェーデンの小さな街の普通の二階建て民家で行なわれていたグループリビングケアがその発祥とされています。
日本では1990年代初めから開設されるようになりました。
1997年に厚生省の「痴呆対応型老人共同生活援助事業(認知症高齢者向けグループホーム)」が法制化されました。介護保険制度においても、在宅サービスとして位置づけられています。